大学院 健康科学研究科 健康科学特別研究
健康科学特別研究
研究指導一覧
運動・行動の身体活動を中心としたリハビリテーション、健康と地域社会の関わり、生涯にわたる健康支援や健康維持・増進するための看護ケア、およびそれらの関連領域についての研究・論文指導を行います。
生体機能学分野
生体は種々の刺激(ストレス)を受容し、それに応答・適応する。さらに、発育・発達・成熟・老化や様々な疾病・疾患により生体の機能は大きく変容する。そこで、骨格筋を主たるターゲットとし、骨格筋機能に関連する様々な生体機能とそれらに影響を与える因子を探求すると共に、生活の質(QOL)や健康を維持増進していくために必要な生体応答に関する総合的な課題についての研究指導を行う。実際の研究活動を通して、生体機能の回復・維持・増進のための方策の計画・立案についての専門的知識や技能を関連する新たな知識を追求する。
運動機能解析学分野
人は、日常生活において、立つ、座る、歩く、などの各動作を繰り返し行っている。健康生活の維持、健康寿命の延伸のためには、これらの動作を行うための筋骨格系運動機能の増進・維持・回復が必要であり、欠かすことが出来ない。そのため、3次元動作解析技術を用いて各種動作を生体力学的に分析し、運動障害成立機序や運動障害回復のためのリハビリテーション技術に係る課題の研究指導を行う。実際の研究活動を通して、運動機能の回復・維持・増進のための方策の計画・立案についての専門的知識や技能が関連する新たな知識を追求する。
身体運動制御学分野
運動障がいを改善することは理学療法の重要な目的のひとつである。ほとんどの場合、運動障がいの背景には姿勢制御障がいがある。つまり運動障がいを改善するには、その背景にある姿勢制御障がいを改善する必要がある。ヒトの立位姿勢における姿勢制御様式を筋電図や床反力、三次元動作解析などの用いて神経生理学的および生体力学的に分析し、身体運動の障がいやそれを回復するためのリハビリテーション技術を検討するための課題について研究指導を行う。実際の研究活動を通して、身体運動制御の回復・維持・向上のための方策の計画・立案について専門的知識や技能に関連する新たな知識を追求する。
実践看護技術学分野
看護技術および看護技術教育に関する研究 看護師の継続・卒後教育の実践に関する研究 医療におけるコミュニケーションに関する研究 看護基礎教育課程における初年次教育に関する研究 フィジカルアセスメントに関する研究
在宅・家族看護学分野
家族構成人数の減少と急速な少子高齢化、および病院中心の医療から在宅医療への移行の促進に伴い、高い専門性と倫理観を背景とした在宅看護の質の向上が期待されている。在宅・家族看護学分野では、在宅看護学及び家族看護学の学問を用いて、在宅看護の質と対象者のQOL向上につながる研究課題を見出し、地域の中で療養している人と家族を総合的に捉え、日常生活の自立に向けた、在宅における看護の役割について追求する。