スペシャルインタビュー

卒業生インタビュー vol.1-1 豊川市民病院(前編)

卒業生インタビュー vol.1-1 豊川市民病院(前編)

豊川市民病院の4名の先輩に理学療法について聞いてみました!!

豊川市民病院は、愛知県豊川市をはじめ近隣地域の中核病院として、最新医療機器を導入し、高度医療や救急医療を提供している公立病院です。理学療法士は18名在籍し、急性期のさまざまな症状の患者さんを担当しています。

Q. 豊川市民病院での1日のスケジュールを教えてください。

8時30分から始業で定時は17時15分です。日によりますが、午前中は外来の患者さんや入院している患者さんをリハビリ室で診ています。移動が難しい方は病棟まで行ってリハビリすることもあります。午後は入院患者さんのリハビリが中心です。リハビリだけでなく他職種とのカンファレンスやカルテの記入などの業務も行います。現在は十分に人員が整っていることもあり、残業することもほとんどなく、基本的には定時で上がることが多いです。

Q. 公立病院で働くことの良いところを教えてください。

公立病院で働く良いところは、安定感だと思います。休日は土日祝が休みのため、予定が立てやすいです。子供の急な体調不良も科内でフォローし合いながら対応しています。育児休暇も取得しやすく、時短勤務などの制度も整っています。また、住居手当などの補助も充実しています。とても働きやすい職場だと思います。

嶋先生のことをもっと詳しく知りたい!!

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嶋 尚哉 先生

理学療法学科  2010年3月卒業(1期生) 蒲郡東高校出身

Q. 現在のお仕事について教えてください。

メインは心臓系のリハビリとICUの担当をしています。心臓系というのは、心筋梗塞や大動脈解離の方や心臓外科の術後の方を対象にしたリハビリです。心臓系疾患の患者さんはリスクが高めのため、状態を確認しながらリハビリテーションを行う必要があります。

Q. 大学での学びは今の仕事にどのようにつながっていますか?

卒業してすぐに、学会発表を先生と一緒にしました。その後、大学のゼミに研究員として在籍して何度か学会発表を行っているので、研究をしたり学会運営など、大学を通じて体験させてもらいました。

Q. 理学療法士をめざした理由は何ですか?

中学生の頃、職業名簿の中に理学療法士と書いてあって、なんだろうと思っていた記憶があります。そんな中、祖母がリハビリを受けていたこともあり、また、自分も骨折や怪我での入院があり、リハビリが身近な存在でした。高校2年の時に、豊橋創造大学で理学療法学部ができると聞いて、いいチャンスと思い、入学を決めました。

Q. 大学生活で楽しかったエピソードを教えてください。

まずは、腕を骨折した状態で見学実習に行ったことですね。実習先は、ここ豊川市民病院でした。見学実習だから良かったですが、臨床実習だったら参加できずに単位を落としていました。また、国家試験のあと、みんなで集まって自己採点をしたこともとても楽しかったです。幸いなことに、集まったメンバー全員が合格をしていたため、解放感と喜びで打ち上げが大いに盛り上がりました。

Q. 将来の夢や目標を教えてください。

ICUのリハビリ担当に1〜2年前になりました。今、リハビリのプロトコールを作成しています。完成したら、さらに改訂してより良いものを作成していきたいです。また、去年からPICS外来を行ってます。PICS外来とは、集中治療後の筋力低下やメンタルのケアをする外来です。麻酔科医、看護師、管理栄養士、臨床心理医、理学療法士、言語聴覚士など多職種が関わっている業務です。立ち上げから携わったので、軌道に乗せて後輩に繋げていきたいです。

3名の先輩方には、後編で詳しく聞いています。

卒業生インタビュー vol.1 豊川市民病院(後編)に続く

■撮影協力

豊川市民病院

https://www.toyokawa-ch-aichi.jp/