スペシャルインタビュー

卒業生インタビュー vol.1-2 豊川市民病院(後編)

卒業生インタビュー vol.1-2 豊川市民病院(後編)

今回の後編では、鵜殿先生、釘田先生、平松先生にお話を聞いてみます

鵜殿先生のことをもっと詳しく知りたい!!

鵜殿先生のことをもっと詳しく知りたい!!

鵜殿 和明 先生

理学療法学科  2012年3月卒業(3期生) 豊橋南高校出身

Q. 現在のお仕事について教えてください。

理学療法士として幅広い疾患の患者さんを担当しています。ICUでのリハビリや、骨折や心疾患、脳卒中などあらゆる疾患の患者さんに対応しています。理学療法士としては、まず「評価」を行い、患者さん一人ひとりに適したリハビリはどのようなアプローチが良いのか判断しています。

Q. 大学での学びは今の仕事にどのようにつながっていますか?

大学生は、成人しているけれど社会人ではないという中途半端な立場です。その中で、先生との関わりや実習での学びなどを通して、社会常識や社会人としての人との関わり方、また医療人としての心持ちを学びました。学生から社会人への移行期を導いてくれたのが豊橋創造大学での学びだと思っています。

Q. 理学療法士をめざした理由は何ですか?

親が医療系だったので自然と医療系に進みたいと考えていました。家から通える大学で医療系は豊橋創造大学の理学療法学科だけだったので、そこで初めて理学療法士に興味を持ちました。調べてみると、自分に合いそうな職種だったため、入学を決めました。

Q. 大学生活で楽しかったエピソードを教えてください。

理学療法学科は国家試験があるため、真剣に勉強をしないといけませんが、勉強や実習で忙しい時でも友達との遊びがずっと両立できていました。今でも交流があり、いい友達との出会いに感謝しています。大学時代はバンド活動に励んでいました!

Q. 将来の夢や目標を教えてください。

理学療法士になったあと、最初に目標としていた認定理学療法士の資格を6〜7年目に取得することができ、第一段階は達成しています。最近では、医療情勢や社会情勢の変化に対応して、地域の医療に貢献できる職種として、理学療法士の価値を他の職種や病院にいかに認めてもらえるか、病院や地域にどのように貢献していけるかということを考えています。

釘田先生のことをもっと詳しく知りたい!!

釘田先生のことをもっと詳しく知りたい!!

釘田 佳那 先生

理学療法学科  2019年3月卒業(10期生) 豊丘高校出身

Q. 現在のお仕事について教えてください。

現在は手術後すぐや発症直後の患者さんのリハビリを行っています。最初は身体的、精神的にも辛い方が多いですが、関わっていく中で、回復が見えたり笑顔があると嬉しさを感じます。

Q. 仕事で嬉しいと思うことは何ですか?

手術して次の日や脳梗塞の次の日などは痛みや病気を受け入れられない方がほとんどですが、1〜2週間経って、症状が落ち着いて良くなってきたことを実感した時は嬉しいです。リハビリは少なくとも20分はかかるので、患者さんとお話しする機会も多いため、直接「ありがとう」と言ってもらえる機会もあります。

Q. 理学療法士をめざした理由は何ですか?

家族がみんな医療関係の仕事についており、病院内でのリハビリの役割や仕事内容を聞き、理学療法士をめざそうと思いました。国家資格なので、ライフステージが変わっても復帰しやすかったり、働き方の幅が広いこと、また収入が安定していることも魅力でした。

Q. 患者さんと打ち解けるのにコツはありますか?

小学生や中学生の子は打ち解けるのがなかなか難しいです。学校の話や流行っていることを聞いたりして、緊張をほぐす話題を考えてちょっとずつ仲良くなっています。年配の患者さんの場合は、相手を尊重して尊敬の念を持って接するようにしています。患者さんの経験を聞いたり、体調や症状の変化をよく聞くことで、コミュニケーションがスムーズになることがあります。

Q. 大学生活で楽しかったエピソードを教えてください。

クラスの仲が良くて、今でも集まります。みんなで行った旅行が楽しかったです。大学時代はテストが終わるたびに集まって、カラオケで打ち上げをしていました。解放感でいつも以上に盛り上がるので、とても楽しい思い出です。クラスの友達全員が理学療法士として働いているので、仕事のことも悩みを共有できたりアドバイスしあったりできます。本当にいい出会いがあった大学時代でした。

Q. 将来の夢や目標を教えてください。

もうすぐ試験があるのですが、まずは呼吸器系の資格を取りたいです。マークシートで学科試験があります。全身の状態が悪いと、内臓や呼吸器系も悪くなってしまいます。患者さんはいろいろな既往を持っているので、安全にリハビリを進めていけるよう、まず呼吸器系の知識を深めていきたいです。将来的には、認定理学療法士の資格も取っていくことも目標です。

平松先生のことをもっと詳しく知りたい!!

平松先生のことをもっと詳しく知りたい!!

平松 幸一郎 先生

理学療法学科  2020年3月卒業(11期生) 国府高校出身

Q. 現在のお仕事について教えてください。

日中は外来の患者さんを中心にリハビリを行い、午後は入院している患者さんを中心に行っています。カンファレンスに参加することもあります。カルテの記入などの事務作業は夕方に行うことが多いですが、基本は17時15分の定時、遅くてもだいたい18時頃までには業務を終えることができます。

Q. 大学での学びは今の仕事にどのようにつながっていますか?

一番大きいのは国家試験対策です。理学療法士は国家試験に合格しないと始まらないので、しっかりと対策してくださって、合格できたことが今の仕事に繋がっています。特に、国家試験対策の特別授業(外部講師)やグループ学習が充実していて、助かりました。また、大学時代に授業で学んだ知識がそのまま生かせるわけではありませんが、一度聞いたことがあるのと初めて聞くのは大きな違いがあるので、大学の授業等で得た知識は、役に立っていると思っています。

Q. 理学療法士をめざした理由は何ですか?

母が看護師をしていました。母を見ていると看護師の仕事は自分には難しいなと思いましたが、医療系の職業に興味を持ちました。医療系の中でも、患者さんの回復を一番近くでサポートできる理学療法士の仕事に魅力を感じ、めざすことにしました。

Q. 大学生活で楽しかったエピソードを教えてください。

レクリエーションの授業で林間合宿に行ったのが楽しかったです。あくまでも授業の一環で行ったため、普段やらないようなゲームをして、より同級生との仲が深まりました。

Q. 将来の夢や目標を教えてください。

心臓リハビリテーション指導士の資格試験を受ける予定です。医師でも看護師でも栄養士さんでも取れる資格になります。心臓系というと、心筋梗塞や血管系の病気が含まれます。理学療法士として知識を深めていく分野は多岐にわたり、資格試験も多くあるのですが、まずは心臓分野に興味があるので、挑戦したいなと思っています。

4名の先輩方、お忙しいところインタビューのご協力をありがとうございました。

■撮影協力

豊川市民病院

https://www.toyokawa-ch-aichi.jp/