キャンパスニュース

看護学科

COVID-19感染禍における本学教員による豊橋市保健所の支援状況について

COVID-19感染禍における本学教員による豊橋市保健所の支援状況について

豊橋創造大学保健医療学部看護学科
鈴木知代

2021年2月1日からスタートした豊橋市保健所への支援は、今日(3/19)まで、12名の教員が28日間にわたって活動を行いました。朝9時から夜の20時まで、電話相談を分担して担当しました。私たちが担当してわかったことは、電話をしてくる人々の多くは、新型コロナウイルス感染症の恐怖から外出を控え、少しの体調不良でもすぐにウイルス感染を疑い、どこに相談してよいのかわからず不安を訴えていました。特に、誰にも相談できない一人暮らしの方や基礎疾患がある高齢者の方の不安は大きく、私たち看護職は相談技術を活用し少しでも安心できるように対応しました。保健所の仕事の一翼を担うと共に、体験することで感染症対策の知識がより増えてきました。
一方、1地域に集中して専門職を派遣する方法では、全国に広がった感染症には対応できず、各地域ごとでの保健医療に関わる機関(保健所、医療系大学、病院等)の連携が必要だと思われます。その意味では、今回の実践は豊橋市を拠点する本学の使命として、今回だけではなく、今後の感染症など健康危機管理状況にも対応できる仕組みの発端になることができたのではないかと考えています。