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看護学科「実習指導に関する研修会」で、関西医科大学看護学部の安酸史子教授講演

看護学科「実習指導に関する研修会」で、関西医科大学看護学部の安酸史子教授講演

7月5日、本学保健医療学部看護学科の「2021年度実習指導に関する研修会」が、看護学科の実習先となっている施設の臨地実習指導者と本学看護学科教員を対象に行われました。
今年度の研修会は、感染対策を考慮し、初の試みとして、本学会場とZoomを併用した外部講師による講演とし、オンライン参加者と本学教室参加者合わせて約100人が参加しました。
講演は、関西医科大学看護学部大学院看護学研究科の教授である安酸史子教授を講師に迎え、「改めて臨地実習指導の基本について考えるー学生をはぐくむ臨地実習指導とはー」をテーマに、Zoomを用いたライブ配信で実施しました。
講演では、はじめに看護学実習における教師の役割は、「学生の経験の意味の深化と拡充の支援」であり、これを可能にする方法として、経験から学んでいくという学力を重視する教育方法である経験型実習教育があると説明がありました。この経験型実習教育の授業過程について、先生の豊富な経験や具体的な事例を交えながら講演されました。最後には、学生の経験を学びに変えるためには、臨地実習指導者と教員が、互いに役割分担を意識しながら、相補的に学生教育を行っていくパートナーとして協力することが大切であると、臨地実習指導者と教員間の関係性の構築や連携の重要性が伝えられました。今回の講演は、参加者にとって、今後の臨地実習指導に活かされるだけでなく、日々の臨地実習指導を改めて振り返る機会にもなっていました。