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「市民大学トラム」(第3回)で京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授が講演

「市民大学トラム」(第3回)で京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授が講演

去る2023年10月20日(金)、本学と豊橋市教育員会による連携講座「市民大学トラム」第3回が開かれ、京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授による特別講演が行われました。

今回は、本学短期大学部幼児教育・保育科の朝元尊教授がコーディネーターとなり、「ヒトの育ちを科学の視点で理解する~ポストコロナ社会に生きる次世代人類に向けて~」をテーマに行われました。

明和教授は、コロナ禍で育つ日本の子どもの現状について話したうえで、「生物としてのヒトの脳と心の育ち方」について提言。乳幼児期は、環境の影響を強く受けて、脳が可塑的に変化する時期であり、この時期の環境経験は、「その後の脳と心の発達に直接影響する」と身近な事例を交えて話しました。その上で、「ヒトの成長には、たとえば母親に抱かれたときの心地よさなどの体験が重要」と説き、「ヒトの育ちには何が必要か、一緒に考えていただければと思う」と呼びかけました。

今回のトラムには、本学の幼児教育・保育科の学生も受講し、科学の視点で理解することの重要性を学びました。