経営学科「先生に聞いてみた」 若原先生

<所属・氏名>
経営学部
経営学科
准教授
若原憲男(ワカハラノリオ)先生

<基本情報>
これまでの経歴を教えてください。
生まれも育ちも、愛知県海部郡になります。名古屋市内の高校、大学等を経て、社会人生活を送っていました。その後、中部地区初となる名古屋市内の会計専門職大学院(1期生)を修了し、財務省東海財務局、愛知県内の私立大学・大学院非常勤講師、愛知県農業協同組合中央会(JA全国監査機構愛知県監査部)での実務経験を経て、2019年度からは豊橋創造大学経営学部で勤務しています。
どんな学生生活を過ごされましたか?
高校時代は、自由な校風に甘えてしまい、勉強や部活動に真摯に取り組めませんでした。その一方で、周りの同級生達が前向きに勉強や部活動に取り組んでいることに気づき、自分に足りないものを自覚したことで、その後の生活に大きな影響を与えました。大学時代は、普段の授業と部活動(柔道部)の二本立てによる生活でしたが、当時、中学時代のバスケ部仲間(同級生)達と、課外でバスケットも楽しんでいました。私は元々スポーツが好きで、周りの仲間と楽しく活動・食事をすることが好きでした。周りの皆と協力して、一つのものを築き上げることに喜びを感じていました。

<教員・研究>
専門研究分野を教えてください。
専門研究分野は会計学になります。会計学は、企業活動の実態を数値で可視化し、社会で必ず必要とされる学問になります。また、企業の財務状況について、数値による可視化を通じて客観的に把握し、数値の裏にある課題の本質を捉え、経営上の問題点を見つけ出し、課題解決のための経営上の判断に役立てるために必要な知識になります。学生の皆さんには、「会計力」を身につけることにより、企業の経営上の問題点を発見し、経営的な視点での業務改善に役立つ助言・提案を、経営陣や主要リーダーに積極的に出来る人材になって欲しいと願っています。
学生に教える上で気をつけていることは何ですか?
単に知識や試験上の解答テクニックを教えるのではなく、実社会でも活かせる知識となるように、種々の会計処理の意味について理解をしていただけるような授業を心掛けています。また、授業の質的改善を図るために、適宜学生側からの意見・要望を確認するとともに、学生側へのフィードバックを実施し、学生の皆さんと積極的なコミュニケーションを図ることを通じて、学生側の疑問点の解消に努めるようにしています。

先生が考える豊橋創造大学の良いところを教えてください。
いずれの学部においても、学生と教職員の距離が近く、きめ細かな教育・就職支援を実施している点が強みだと思います。また、学生側の進路変更にも柔軟に対応しており、転学部(例:理学療法学部→経営学部)、編入学(例:短期大学部→経営学部)をされる学生さんも少なくありません。可能な限り、学生さんの要望に応えられる諸々の制度が整備されています。
経営学科の良いところは何ですか?
少人数教育制ならではのメリットがあり、学生と教職員および学生同士の距離が近く、アットホームな雰囲気の中で学習でき、親身な指導を受けられる点が強みだと思います。また、教員側も、学生側の希望や意見について、可能な限り授業に反映できるよう授業改善にも取り組んでいます。経営学科は、職業に直結する学科でありながら、卒業後はあらゆる業界にも進むことが可能です。経営や顧客創造はどのような業界にも必要となるためです。このため、既に将来の進路を決めている人にも迷っている人にも、経営学科はおすすめできる学科になります。
経営学科を目指す高校生へのメッセージをお願いします。
会計・財務コースでは、企業の経営実態について、数値で可視化し客観的に把握するための知識を学修します。企業の財政状態や経営成績について、企業外部の利害関係者へ報告することを目的にして行われる「財務会計」。原価計算や予算管理などからなり、企業内部の意思決定に役立てることを目的にして行われる「管理会計」。この2つの会計を簿記の基礎から体系的に学んでいきます。また、企業の置かれている状況について、収益性や安全性などの観点から分析する「経営分析」や、企業活動のグローバル化が進み重要性が増している「国際会計」なども学ぶことができます。企業の経営戦略に欠かせない武器となり得る会計力を、一緒に楽しみながら学びましょう!
