スペシャルインタビュー

卒業生インタビュー vol.4 蒲郡市民病院

卒業生インタビュー vol.4 蒲郡市民病院

蒲郡市民病院× 豊橋創造大学

蒲郡市民病院の先輩に理学療法について聞いてみました

愛知県の東三河にある蒲郡市民病院は、​信頼され、愛される病院を目指し、患者さんに対して最善の医療を行います。当院はダヴィンチ施設認定を受けており、名古屋市立大学病院と密に連携を図り、蒲郡地域の皆さんに安心・安全で高度な医療を提供できるように体制を整えております。

蒲郡市民病院ではどのように働いていますか。

勤務時間は8時30分から17時15分です。残業もあまりなく、お休みは、土日祝は基本的に休みなので、とても働きやすいです。リハビリ全体では約25名ほどで構成されており、理学療法士は12名。チームで助け合って、良い雰囲気で働いています。

蒲郡市民病院の太田先生に同期生の大橋先生がインタビューしました!!

蒲郡市民病院の太田先生に同期生の大橋先生がインタビューしました!!

太田 友規 先生

理学療法学科 2010年3月卒業(1期生)刈谷高校出身

蒲郡市民病院勤務

 

大橋:太田先生、ひさしぶりです。インタビューなんて緊張しますね。よろしくお願いします。

太田:そうですね。こちらこそよろしくお願いします。

インタビュアー:大橋 和也 先生

理学療法学科 2010年3月卒業(1期生) 浜松西高校出身

大橋先生の詳細はこちら

■蒲郡市民病院での働き方について

大橋蒲郡市民病院について教えてください。

太田:はい。蒲郡市民病院は、地域的に高齢化率が高く、いろいろな疾患を抱えている方が多いので、幅広い疾患に対応しています。また、急性期病院なので整形外科や脳外科などリハビリの対象の方は多いです。

大橋:幅広い患者さんを診ているんですね。私たちは理学療法士として働いて14年目になりましたが、太田先生が蒲郡市民病院に務めてやりがいを感じたのは何ですか?

太田:そうですね。仕事のターニングポイントとなったのは、働いて5〜6年目の時に携わった地域包括ケア病棟の立ち上げの仕事です。患者さんと看護師との橋渡しや他職種とのコミュニケーションなどでリーダーシップを発揮しながら多くの方と関わる仕事をしました。とてもやりがいを感じたのを覚えています。地域包括ケアは今後、まだまだ幅広く広がっていきますので、仕事としてとても重要だと感じています。

大橋:確かに、地域包括ケアは、今後の日本の高齢社会に備え重要なシステムだと思います。この記事は高校生も読むので、少し簡単に地域包括ケアについて説明してもらえませんか?

太田:いいですよ。「地域包括ケア」とは高齢者が要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるように、医療や介護や予防、生活支援が一体となって提供される支援・サービス提供の体制のことを言います。このシステムは市町村や都道府県が地域の特性に応じてサービスを作り上げることができます。私は蒲郡市民病院における地域包括ケア病棟の立上げに携わりました。

大橋:なるほど。そうだったんですね。

太田:地域包括ケア病棟の立上げから僕の仕事は始まりましたね。ちょうどその頃、理学療法士の職域も広がったと感じました。例えば、地域包括ケアシステムの充足のため「みんなで地域を見て行こう」という取り組みもあります。また、地域の会議にも理学療法士が出ていって助言をすることもあります。今後は、市役所にも入っていって、介護予防の活動に対して助言していくという動きも進んでいます。

大橋:どんどん進んでいるんですね。太田先生がとてもやりがいを持って取り組んでいることが分かりました。重要な役目ですね。

■豊橋創造大学での学び・生活について

大橋:少し話題を変えて、大学生活の時の話をしても良いですか?

太田:豊橋創造大学ですね。なつかしいな。

大橋:大学での学びは今の仕事にどのようにつながっていますか?

太田:そうですね。私たちは1期生だったので、かなり大学の先生との距離が近かったように思います。授業についてはとても丁寧に教わりました。その知識が就職してからの糧になっていることは間違いないですね。

大橋:確かに、そうですね。大学の時は、よく勉強した気がします。私たちは新設した時に入学していますが、太田先生は豊橋創造大学をどうやって知ったんですか?

太田:私は元々、医師になりたかったのですが、母の勧めで豊橋創造大学を知りました。実は入学後も医師になりたい気持ちに折り合いがつかず、悩んだりしましたね。4年生で医学部への編入試験を受験したけど、受かりませんでした。大学の卒業時は、恩師である後藤先生がずっと相談に乗ってくれました。ここで「一回理学療法士として就職しなさい」と言ってくれました。後藤先生の一言で、理学療法士になろうと踏ん切りがつきました。私は自宅が電車で2時間以上かかるくらい遠かったため、朝、授業に行けない日もありましたが、多くの先生が熱烈に声をかけてくれたことを覚えています(笑)。大学の先生方のお陰で、今の自分があるなと感謝しています。

大橋:いい話ですね。

太田:僕たちは同じ後藤先生のゼミでしたね。そういえば、大橋先生は、学生の時にゼミ(卒業研究)を頑張っていましたよね。

大橋:そうですね。卒業研究が楽しかったです。夏休みにゼミ生で切磋琢磨して研究したり、結果をまとめて東京国際フォーラムで発表したこともあり、とても楽しかったですよね。みんなで一つの目標に向かって、ああでもない、こうでもないと考えて試行錯誤するのが面白かったです。私もその経験が糧になって、今、大学で教育の道に進めているのかもしれません。

大橋:大学生活は、楽しかったですよね。

太田:確かに、楽しかったです。大学ではイベントがちょこちょこあって、それに全部参加していました。授業は出席が難しかったですが、そういうのは行けたんです(笑)。クラスの友達やゼミの友達と集まって、飲み会やカラオケ、バーベキューなどして、たくさん遊びました。

大橋:ゼミの人の家で飲んで、怖い動画を見たりもしたよね。

太田:ありましたね!よく覚えてるな。特に、大橋先生も含めてゼミで一緒に勉強していた7人は繋がりが密でしたね。

大橋:なつかしいな。バスケサークルでのこと覚えていますか?太田先生はバスケのスペシャリスト、私は初心者でしたが、ある日、私(初心者)がフェイントをして太田先生(スペシャリスト)を抜き去り、レイアップシュートを決めました!今でもあの場面は鮮明に思い出せます。

太田:私もそれ、ものすごく鮮明に覚えています。本当に大学生活は楽しかったですね。

■さいごに

大橋:太田先生の将来の夢や目標を教えてください。

太田:そうですね。地域に根差した理学療法士として貢献できる存在になりたいと考えています。仕事はとてもやりがいを感じているので、理学療法士の仕事をもっと広められる存在になりたいと考えています。

大橋:太田先生の今後の活躍を期待しています!

太田:ありがとうございます。お互いに頑張りましょう。

太田先生、お忙しいところインタビューのご協力をありがとうございました。

■撮影協力

蒲郡市民病院

https://gamagori-hospital.com/