スペシャルインタビュー

理学療法学科「先生に聞いてみた」vol.3 塚田先生

理学療法学科「先生に聞いてみた」vol.3 塚田先生

<基本情報編>

塚田先生の今までの経歴を教えてください。

愛知県内の大学を卒業して、卒業後は長久手市にある愛知医科大学病院で理学療法士として働いていました。その後、名古屋市の専門学校で9年間教員として赴任し、系列の回復期リハビリテーション病院でも臨床をしていました。豊橋創造大学で2021年から教員として働いています。

塚田先生は社会活動も活発にされていると聞きました。

若手の頃に上司が始めた高校野球愛知県大会のメディカルサポートに参加させていただくことになり、その活動は今でも続けています。また、2016年の熊本地震をきっかけに、災害リハビリテーション支援活動も始めました。

<教員・研究編>

塚田先生の専門研究分野を教えてください。

講義は運動器系を担当しています。社会活動としては、災害リハビリテーション支援と高校野球メディカルサポートを行っています。

災害時にリハビリテーションですか?

避難生活の中で体調が悪化してしまう方もいます。そのような方に対するサポートや避難所環境の整備など、リハビリテーションの知識や経験が役に立ちます。例えば、段差があるために移動がままならず、歯磨きや手洗いにいけない方や、1日中ベッド上で生活しているために体力が低下してしまう方もいるため、まずは理学療法士としての視点で避難者や避難所のチェックを行い、避難所での二次的被害を予防するための活動を行っています。

塚田先生が学生に教える上で気をつけていることは何ですか?

理学療法士をめざす学生は、覚えることがたくさんあるので、できるだけ理解しやすいような講義を心がけています。また、学生さんが振り返ったときに、良い大学生活だったなと思えるように、勉強だけでなくサークル活動などの取り組みもサポートしていきたいと考えています。

塚田先生が考える豊橋創造大学の良いところは何ですか?

一番のおすすめは、環境です。周囲の環境に恵まれており、のんびり、のびのびとした大学生活を送ることができます。春になると綺麗なウグイスの鳴き声も聞こえてきますよ。

学びの部分での良いところはいかがですか?

本学に在籍している教員の皆さんは、幅広い様々な分野を専門にされています。そのため、一人ひとりの興味にあった分野を学ぶことができると思います。また余談ですが、個性豊かな教職員や学生さんが多いので、毎日がとても楽しいです。

<パーソナル編>

塚田先生が理学療法士を目指すきっかけを教えてください。

子どもの頃に親族が自宅介護を受けていたため、日常生活に支障のある方をサポートする仕事は、なんとなく知っていました。また自分自身がスポーツで理学療法を受けたこともあり、その時に理学療法士の仕事の素晴らしさを感じることができました。実際に治療を受けたことが、理学療法士を目指すきっかけとなりました。

塚田先生はどんな学生時代を過ごされましたか?

良くも悪くも、やりたいことや好きなことをとにかくやりきった4年間でした。仲間や恩師に恵まれ、今では人生のターニングポイントだったと思っています。関わっていただいた方々には感謝の気持ちしかありません。

理学療法士を目指す高校生へのメッセージをお願いします。

自分自身、理学療法士という国家資格を持っているからこそ、お世話になっている地域社会や地域の方々のために少しでも貢献したいという気持ちがあります。災害支援に取り組んでいるのも、南海トラフ地震や局地的集中豪雨など、せっかく豊橋にいるからこそできる活動があると考えています。もし、高校生の皆さんの中で、地域に貢献していきたいという気持ちがあれば、ぜひ一度、豊橋創造大学に来ていただきたいと思っています。みなさんと一緒に学べることを楽しみにしています。