スペシャルインタビュー

理学療法学科「先生に聞いてみた」 小竹先生

理学療法学科「先生に聞いてみた」 小竹先生

【所属・氏名】

保健医療学部
理学療法学科
副学長・保健医療学部長・教授
小竹伴照(コタケトモミツ)先生

【基本情報】

これまでのご専門分野・研究テーマとその魅力を教えてください。

筋肉がどの程度やせているかなどを画像から調べる研究、身体の動きから関節にかかる力を計算する研究、人の動きを数値や映像で詳しく調べる研究などに取り組んできました。また、「脳卒中」や「骨・関節の病気やけが」などについても研究してきました。その時々の医療現場で「患者さんのために役立つのではないか」と考えたことを中心に、研究テーマを検討してきました。研究成果を医療や教育に生かせることが、研究の大きな魅力のひとつです。

現在は、どのようなことに力を入れていますか?

今まで得た知識や経験を学生に伝える教育に力を注いでいます。医療は日々進歩し、看護師や理学療法士が学ぶ内容も増えてきています。最新の知見についても、できるだけわかりやすく学生に伝えたいと思っています。

【大学への思い、取り組み】

教育者として保健医療学部(理学療法学科、看護学科)の学生と関わるうえで大切にしていることは何ですか?

学生には、まず基礎をしっかりと身につけてもらい、その知識を実際の医療現場で生かせる力へと高めてほしいと考えています。 また、知識や技術を身につけるだけでなく、患者さんの思いに沿える医療人になってほしいと思います。
加えて、医療の現場は、医師、看護師、理学療法士などなど、とても多くの種類の専門職が力を合わせることで成り立っています。お互いの専門性を生かし、情報を共有しながら、患者さんをチームで支えています。 保健医療学部の学生には、チーム医療の大切さも学んでほしいと思います。

医療を学ぶ学生の学び方は、以前と比べて変わっていますか?

インターネットなどの普及によって、わからないことをすぐに調べられるようになり、知識を得るスピードはとても速くなりました。 一方で、得た情報が本当に正しいのかを見極め、自分で考える力は、これまで以上に大切になっています。

豊橋創造大学保健医療学部には、理学療法学科と看護学科の2学科があります。まず、看護学科の魅力を教えてください。

看護学科では、看護学に関する幅広い知識と技術を学び、患者さんの病気の状態や治療を理解し、医療現場で患者さんの思いに沿った看護を実践できる力を身につけます。 看護師の国家試験受験資格に加え、選抜制で保健師(地域の人々の健康を支える専門職)または助産師(妊娠・出産・育児を支える専門職)の国家試験受験資格もめざせます。特に、看護師と助産師の国家試験受験資格を4年間でめざせる点は大きな特長です。 また、入学前からの学習支援、学修サポートセンター、チューター制度 (担当教員が学生一人ひとりを支える制度)なども整っています。

理学療法学科の魅力を教えてください。

理学療法学科では、身体のしくみや動き、病気やけがからの回復を支える方法など、理学療法の幅広い分野を学べます。基礎となる知識や技術に加え、スポーツ理学療法(スポーツ中のけがの予防や競技復帰を支える分野)など、興味のある専門分野を学べることも魅力です。 授業では、知識を覚えるだけでなく、実習や演習を通して「実際の現場で使える力」を身につけることを大切にしています。また、1年次からのゼミナール教育、学修サポートセンター、国家試験を見据えた支援なども整っています。

スポーツ理学療法を学ぶうえで、大切なことは何ですか?

スポーツ理学療法に興味がある人にも、まずは身体のしくみや動き、病気やけがからの回復を支える理学療法の基礎を、しっかりと学んでほしいと思います。 その基礎があってこそ、スポーツ中のけがの予防や競技復帰を支える専門的な知識と技術が生きてきます。

これから、理学療法士の活躍の場はどのように広がっていくと思いますか?

理学療法士は、病気やけがによって身体を動かしにくくなった方の回復を支えるだけではありません。 現在は、スポーツ、高齢者の介護予防、健康づくり、生活習慣病の予防、在宅医療など、さまざまな分野へ活躍の場が広がっています。 病気やけがをしてから支えるだけでなく、病気や介護が必要な状態になる前から、人々の健康を守る役割も大切です。

保健医療学部長として、その他に力を入れている取り組みを教えてください。

社会が大きく変化する中、各学部・学科の専門知識だけでなく、地域社会を知り、データサイエンスなども正しく理解することが必要です。また、AIについても、便利さだけでなく、使用する際の注意点や課題についても理解しなければなりません。 保健医療学部の学生に必要な専門知識の学修に加え、学部の枠を超えた幅広い視点を持つ医療人の育成にも力を注いでいます。 豊橋創造大学では、保健医療学部や経営学部のどの学生でも受講できる「東三河創造入門」「東三河の歴史風土と文化」 「データサイエンス入門」の講義を開講しています。 加えて、保健医療学部では、地域で働く医療専門職を対象とした研修会や、市民の健康づくりに役立つ講座・イベントも開催しています。地域の専門職や市民の方々と、ともに学べる機会をつくり、大学の知識や研究成果を地域へ還元することも、保健医療学部の大切な役割のひとつです。

保健医療分野をめざす受験生や高校生にメッセージをお願いします。

看護学科や理学療法学科について、少しでも興味がある方は、ぜひオープンキャンパスに参加してみてください。実際の授業、先生や学生の雰囲気などに触れることで、自分がめざしたい将来の姿が、きっと見えてくると思います。