卒業生インタビュー vol.9 八千代病院

八千代病院 × 豊橋創造大学
「八千代病院で働く」ということ
八千代病院は愛知県安城市にあるケアミックス型の病院で、急性期、回復期、地域包括ケア病棟、在宅リハビリ、デイサービスなど幅広い医療・介護サービスを提供しています。「すべては地域のために」という使命を胸に、患者さんに急性期から在宅まで切れ目ない支援を行う体制を整えており、法人内でのスムーズな連携が強みです。リハビリテーション科は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士合わせて約100名規模のスタッフが在籍し、患者さん一人ひとりに合わせた最適なリハビリを提供しています。スタッフ間のコミュニケーションが活発で、人間関係も良好。新人教育も手厚く、指導者がついてしっかりサポートする体制があり、安心して成長できる環境が整っています。
卒業生の上野 愛範さんにインタビューしてみましょう!

<上野 愛範さん>
大同大学大同高等学校出身
2010年3月卒業(1期生)
Q. 現在のお仕事について教えてください。
現在、愛知県安城市の八千代病院で訪問・通所リハビリの管理職を務めています。脳卒中や骨折で入院した患者さんが安心して自宅生活を送れるよう、退院後も切れ目ないリハビリを支援しています。現場のマネジメントを行いながら自らも訪問や通所リハビリを実施し、理学療法士としての専門性にとどまらず、幅広い課題に対応する一貫した支援に魅力とやりがいを感じています。
Q. この職場を選んだ理由を教えてください。
臨床実習でお世話になった経験が大きな決め手でした。実習中に温かく迎え入れてもらい、チームの一員として成長を促してくれる雰囲気に魅力を感じました。また、人としての成長を大切にする「自律した課題解決型の人材育成」という教育理念にも共感し、臨床力だけでなく人間力を磨ける環境で働きたいと考え、この職場を選びました。
Q. 豊橋創造大学での学びは今の仕事に繋がっていますか?
はい、とてもつながっています。大学時代に「やりきること」を学び、卒業研究や学会発表、論文投稿を通じて最後まで責任を持って取り組む姿勢を身につけました。その経験が現在の臨床や管理業務にも活かされており、患者さんへのリハビリやチーム全体のマネジメントを進める中で、課題解決に向けて粘り強く取り組む力の土台になっています。
Q. 理学療法士を目指すきっかけは何ですか?
高校時代に野球をしていた際、腰椎分離症を患い、理学療法士の手厚いサポートを受けたことが大きなきっかけです。リハビリを通じて身体だけでなく気持ちの面でも支えてもらい、その経験から自分も誰かの力になれる仕事がしたいと考えるようになりました。スポーツ分野を志していましたが、実習を経て幅広い患者さんに貢献できる魅力を感じ、この道を選びました。
Q. 将来の夢や目標を教えてください。
これまで指導してくださった先生方や先輩方への恩返しとして、自分も後進を育てられる指導力を身につけることが目標です。臨床で得た経験を活かし、患者さん一人ひとりに寄り添うリハビリを提供しながら、若手スタッフや実習生の成長を支援できる存在になりたいと考えています。地域に根ざした医療をさらに充実させ、安心して暮らせる社会づくりに貢献することも大切な夢です。

卒業生の齋藤 三郁さんにインタビューしてみましょう!

<齋藤 三郁さん>
愛知教育大学附属高等学校出身
2020年3月卒業(11期生)
Q. 現在のお仕事について教えてください。
現在、八千代病院の回復期リハビリテーション病棟で理学療法士として勤務しています。脳卒中や骨折などで入院された患者さんが在宅復帰を目指す過程をしっかり支援できるのがこの仕事の魅力です。ケアミックス型の病院のため、急性期から回復期、在宅リハビリまで幅広い分野のスタッフと連携し、患者さんそれぞれに必要なリハビリを提供できます。患者さんから「お陰でよく動けるようになった」と感謝の言葉をいただけた時に大きなやりがいを感じますし、チームで連携しながら支援の幅を広げられる面白さもあります。
Q. この職場を選んだ理由を教えてください。
この職場を選んだ理由は、急性期から回復期、在宅リハビリやデイサービスまで幅広い分野を経験でき、自分のやりたいリハビリをじっくり見つけられる環境だと感じたからです。職場見学では患者さんとスタッフの距離が近く、アットホームで温かい雰囲気に魅力を感じました。さらに、新人教育がとても手厚く、1年目は専任の指導者がつき、先輩方も仕事やプライベートの相談に親身に乗ってくれる体制があり、安心して成長できると確信し、この職場を選びました。
Q. 豊橋創造大学での学びは今の仕事に繋がっていますか?
大学では座学だけでなく実習を通じて自分の体で覚える学びが多く、評価や治療の基礎をしっかり身につけられました。先生との距離が近く、分からないことをすぐ相談できたおかげで国家試験対策も安心して進められました。また、実習に向けた準備やクラスメイトと夜遅くまで勉強した経験は、チームで協力しながら患者さんを支える今の仕事にも大きく活きています。大学で培った基礎知識と人間関係が、現在の臨床力の土台になっています。
Q. 理学療法士を目指すきっかけは何ですか?
理学療法士を目指したきっかけは、高校時代に所属していたバレーボール部での経験です。肩や腰の痛みに悩んでいた時に、女性の理学療法士さんがとても親身になってリハビリをしてくださり、痛みが改善して試合に最後まで出場できたことが大きな喜びでした。その時の「誰かを助けたい」という思いや、支えてもらった感動が強く心に残り、自分も同じように患者さんの痛みを和らげ、目標を達成するサポートができる理学療法士になりたいと考えるようになりました。
Q. どんな学生時代を過ごしましたか?
学生時代は実技練習や評価の練習を通じて仲間と距離を縮め、協力しながら学ぶ充実した日々を過ごしました。実習に向けた体づくりや実際に体を使った練習は理解を深めるのに役立ち、国家試験前にはみんなで夜遅くまで集まって勉強し合ったことが大切な思い出です。先生方も熱心に指導してくださり、いつでも相談できる安心感がありました。装具作成体験など実践的な学びも多く、臨床に直結する貴重な経験を積むことができました。
Q. 将来の夢や目標を教えてください。
将来の目標は、回復期病棟でも急性期のような重症の患者さんに対してもしっかりと評価を行い、最適なリハビリを提供できる理学療法士になることです。また、これまで自分が先輩方に丁寧に指導していただいたように、学生や新人スタッフの指導にも自信を持って取り組めるようになりたいと考えています。さらに、将来的には訪問リハビリや在宅リハビリの分野にも挑戦し、患者さんが安心して暮らせる地域づくりに貢献したいと思っています。


