⾼度リハビリテーション⼈材育成センター

高度リハビリテーション人材育成センター

豊橋創造⼤学⾼度リハビリテーション⼈材育成センターとは

ご挨拶

近年、我が国のリハビリテーションを取り巻く環境は大きく変化してきました。少子高齢化と寿命の延伸により世界でも稀に見る超高齢社会となり、人生100年時代を迎えています。

一方で「健康で自立して生活できる」健康寿命と平均寿命の間には約10年の開きがあります。この差には加齢や病気の繰り返しによる心身機能の低下が影響するとされ、その対策としてリハビリテーションは重要な役割を担っています。リハビリテーションの対象は高齢化とともに多様化し、従来の骨や筋肉などの運動器疾患や脳神経の病気だけでなく、心臓や呼吸器などの内科疾患、がん、虚弱状態であるフレイルなど今は様々な疾患を含みます。

高齢者以外の領域においては、スポーツや小児、集中治療などリハビリテーションの需要は医療の発展と共に以前より増して高くなっており、さらに最近は人工知能(AI)や仮想現実(VR)などデジタルヘルスを用いた医療や健康増進の取り組みも台頭しています。

このような社会情勢の変化に見合ったリハビリテーションを推進する上で、より高度な医療に対応できる専門的知識や技術を持つ人材が必要であり、地域の様々な課題に対応できる専門職や人材を活かすネットワーク作りが必須要件となります。

これらを踏まえ、豊橋創造大学高度リハビリテーション人材育成センターでは、リハビリテーション専門職のみならず、地域医療・介護・保健に携わる方々や協力機関を対象に、有機的な「つながり」をもって連携を深め、人材育成・地域作りに従事して参ります。

設置規程

設置規程

(趣旨)
この規程は、豊橋創造⼤学学則第46条の3の規定に基づき、豊橋創造⼤学に設置する⾼度リハビリテーション⼈材育成センター(以下「センター」という。)の設置に関し、必要な事項を定めるものとする。

(⽬的)
センターは、学⻑が認定する臨床施設である特定研修施設の協⼒を得て、理学療法学科における教育・研究活動と連携を図りながら、次条に掲げる事業を通じて、理学療法教育の質的向上に資することを⽬的とする。

(事業)
センターは、次の事業を⾏う。
臨床実習指導者の研修に関すること
理学療法臨床実習に関すること
地域貢献・地域連携に関すること
基礎的研究に関すること
卒後教育に関すること

(職員)
センターに、センター⻑その他の必要な教職員を置く。

(運営委員会)
運営に関する事項を審議するため、センターに運営委員会を置く。
運営委員会の組織及び運営に関し必要な事項は、別に定める。

(評価委員会)
センターの研究活動及び運営全般に関して学外者の⽴場から助⾔及び評価を得るため、センターに評価委員会を置くことができる。
評価委員会の組織及び運営に関し必要な事項は、別に定める。

(雑則)
この規程に定めるもののほか、センターの運営に関し必要な事項は、運営委員会の議を経て、センター⻑が別に定める。

(附則)
この規程は、平成31年4⽉1⽇から施⾏する。

事業内容

1)臨床実習指導者の研修に関する事
(1)臨床実習指導者講習会
(2)臨床実習指導者のための講演会

2)理学療法臨床実習に関する事
(1)臨床実習の計画と実施
(2)臨床実習指導者会議
(3)臨床実習前後における評価(OSCE、CBT)の実施
(4)臨床実習⼿引きの作成
(5)実習施設訪問など、その他の臨床実習に関わる事項

3)地域住⺠を対象とする事
(1)特定研修施設との連携公開講座
(2)特定研修施設との臨床実習推進フォーラム

4)教員・臨床実習施設指導者による研究に関する事
(1)臨床リハビリテーションに関する研究
(2)地域の健康増進に関する研究
(3)リハビリテーションの基礎となる研究

5)卒業⽣の卒後教育に関する事
(1)創造プロジェクト(講演会)
(2)理学療法学科同窓会研修会