卒業生インタビュー vol.11 刈谷豊田総合病院
刈谷豊田総合病院× 豊橋創造大学
「刈谷豊田総合病院で働く」ということ
刈谷豊田総合病院は、愛知県刈谷市にある地域の基幹病院として、病気やけがの直後に集中的な治療を行う高度急性期・急性期医療を担っています。医療法人豊田会の各施設と連携し、急性期から回復期、在宅生活まで、切れ目のないリハビリテーションを提供していることが大きな特長です。
リハビリテーション科には、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を合わせて約120名が在籍しています。医師や看護師をはじめとする多職種と協力しながら、患者さん一人ひとりの状態や生活に合わせた支援を行っています。
法人内では、集中治療室(ICU)を含む超急性期から回復期、外来、訪問リハビリまで、幅広い領域に携われる環境があります。充実した教育体制のもとで、専門性と総合力を高められる職場です。
豊橋創造大学の卒業生にインタビューしてみましょう!
<植松 大喜 さん>
静岡県立富士宮東高校出身
2010年3月卒業(1期生)
Q. 現在のお仕事について教えてください。
現在は主任として、患者さんへのリハビリテーションに加え、スタッフの育成や業務改善、病棟との連携など、部署運営に関わるマネジメント業務にも携わっています。
午前中は、担当する患者さんのリハビリテーションや、病棟カンファレンス(患者さんの治療や支援について話し合う会議)、医師・看護師との情報共有を行います。午後はリハビリテーション業務のほか、部署運営に関する会議や資料作成、後輩の指導などに取り組んでいます。
脳卒中などの脳血管疾患、骨折などの整形外科疾患、肺炎や心不全といった内科疾患まで、幅広い患者さんを担当しています。
Q. 仕事のやりがいや面白さを教えてください。
患者さんが「もう歩けないと思っていたけれど、歩けるようになった」「無事に家へ帰ることができた」と、笑顔で話してくださる瞬間に大きなやりがいを感じます。
病気やけがによって不安を抱える患者さんに寄り添い、その方が望む生活を取り戻せるよう支援できることが、この仕事の魅力です。
また、現在は主任として後輩の育成にも携わっています。スタッフが成長し、自信を持って患者さんと関わる姿を見られることにも喜びを感じています。
Q. この職場を選んだ理由や決め手を教えてください。
大学のゼミの先生から刈谷豊田総合病院を紹介していただいたことが、最初のきっかけです。
調べていく中で、同じ医療法人の中に、急性期病院だけでなく、回復期や慢性期の医療を担う病院、介護老人保健施設などがあることを知りました。一つの法人に所属しながら、急性期から回復期、生活期まで、さまざまな段階のリハビリテーションを経験できることに魅力を感じました。幅広い分野を学びながら、理学療法士として成長できる環境だと感じたことが、入職の決め手です。
Q. 現在の職場の良いところを教えてください。
リハビリテーション科の中だけでなく、医師や看護師、介護福祉士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなど、多職種との距離が近いことが魅力です。
患者さんの状態や今後の生活について、職種を越えて相談しやすく、一人ひとりに合った支援をチームで考えられる環境が整っています。
また、有給休暇を取得しやすく、業務改善も継続して行われているため、仕事と家庭を両立しやすい職場だと感じています。
Q. 豊橋創造大学に入学した理由を教えてください。
実家が静岡県東部にあり、愛知県の中でも静岡県に近い豊橋なら、地元を離れても安心して学べると感じたことがきっかけです。
また、新設学科の1期生として、先生方や仲間と一緒に新しい環境をつくり上げていけることにも魅力を感じました。
実際に入学してからは先生方との距離が近く、一人ひとりに丁寧に指導していただけたので、この大学を選んで良かったと思っています。
Q. 大学での学びは今の仕事にどのようにつながっていますか?
大学で学んだ解剖学や運動学などの基礎知識は、患者さんの状態を評価し、リハビリテーションの方法を考える土台になっています。
また、1期生で先輩がいなかったため、実習前には同級生と意見を出し合いながら練習を重ねました。その経験を通して身につけたコミュニケーション力や、情報を整理・分析する力、多角的に考える力も、現在の仕事に生かされています。
ゼミで学んだ研究の進め方やデータのまとめ方は、現在取り組んでいる臨床研究や学会発表にもつながっています。
Q. 理学療法士をめざした理由は何ですか?
高校まで野球部に所属しており、肩や足のけがでリハビリテーションを受けたことがきっかけです。
リハビリテーションを重ねる中で、できなかった動きが少しずつできるようになることに驚き、理学療法士という仕事を知りました。
もともと、人の役に立つ医療職やスポーツに関わる仕事に興味があったため、自分の経験を生かして、けがや病気からの回復を支えられる理学療法士をめざしました。
Q. 大学生活で楽しかったエピソードを教えてください。
1期生だったため先輩がおらず、授業や実習について分からないことも多くありました。その分、同級生同士の結びつきは強く、実習先で得た経験を次に同じ施設へ行く仲間に伝えるなど、みんなで支え合いながら乗り越えていきました。
ゼミでは、仲間と研究や発表準備に取り組み、全国学会で発表する機会もいただきました。学生のうちから、自分たちで調べ、考えた成果を多くの専門家の前で発表できたことは、大きな自信になりました。
初めてのことに一緒に挑戦し、励まし合った経験や、そこで築いた仲間とのつながりは、今も大切な財産です。
Q. 将来の夢や目標を教えてください。
主任として患者さんの回復を支えるだけでなく、後輩が成長し、自信を持って患者さんと向き合えるような環境づくりにも力を注いでいきたいです。
また、日々の臨床で得た気づきを研究としてまとめ、学会などを通して発信することも、理学療法士の大切な役割だと考えています。
将来は、市民向けの講座などにも携わり、専門的な知識を地域の健康づくりに還元できる理学療法士になることが目標です。