教員データブック

2024年度経営学科
中野 聡 Nakano Satoshi
学短 | 大学 |
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所属 | 経営学科 |
職名 | 経営学科長/教授 |
研究分野 | 経済史 / 現代ヨーロッパ経済史・社会史 / 経済政策 / ヨーロッパの労使関係 / ヨーロッパ史、アメリカ史 / 現代ヨーロッパ経済史・社会史 / 社会学 |
研究内容キーワード | 現代ヨーロッパ経済史、労使関係、西洋史、社会学 |
主な学位・資格 | Ph.D. Social history, University of Warwick |
担当経験のある科目 |
現代ヨーロッパ経済史 西洋経済史 社会政策と市場経済 社会学 入門ゼミナール 基礎ゼミナール 専門ゼミナール 就業体験講座 |
主な研究業績 |
【書籍】 ・「【単著】社会的パートナーシップ―EU資本主義モデルの挑戦と課題」 中野 聡 日本評論社 2018年12月 ・「【共著】EUの社会経済政策とリスボン戦略」 (担当:第10章) 高屋定美編『EU経済』ミネルヴァ書房 2010年 ・「【共著】'Managing European Works Councils from outside Europe'」 (担当:Chapter 9) Ian Fitzgerald and John Stirling ed., European Works Councils: Pessimism of the intellect, optimism of the will?, London: Routledge. 2003年 ・「【単著】EU社会政策と市場経済――域内企業における情報・協議制度の形成」 創土社 2002 年 ・「【学会刊行書籍】欧州ワークスカウンシルと多国籍企業――情報・協議制度、コーポレートガバナンスと市場経済」 (担当:マスタに登録のないコードです(0)、)社会政策学会編『自己選択と共同性』御茶の水書房 2001年 【論文・その他の研究活動】 ・「市場経済、戦後体制と市民社会の未来-EU社会対話の事例」 日本EU学会年報 第43号 2023年5月 ・「ヨーロッパ2020戦略評価文書――EUの社会的側面をめぐって」中野 聡 豊橋創造大学紀要(No.25)2021年3月 ・「ヨーロッパ2020戦略評価文書――EU労働市場政策と社会OMCの動向」中野 聡 豊橋創造大学短期大学部紀要 (No.38) 2021年3月 ・「アクティブエイジング―豊かな高齢社会をめざして」 中野 聡 豊橋短期大学紀要 (No.34) 2016年3月 ・「派遣労働―労働者保護と柔軟性と」 中野 聡 ひろばユニオン 2015年11月 ・「マーストリヒト社会プロトコル再訪―欧州労使関係システムの起源」 中野 聡 豊橋創造大学紀要 (No.18) 2015年3月 ・「Maastricht Social Protocol Revisited: Origins of the European Industrial Relations System」 Satoshi Nakano Journal of Common Market Studies (Vol.52 No.5) 2014年9月 ・「EUの労働時間と非典型雇用規制」 中野 聡 欧州連合駐日代表部メールマガジンEU-MAG 2013年11月 ・「能力開発の再構築―教育のパラドクスと自己学習」 中野 聡 中部経済新聞 2013年10月 |
所属学会 | 社会政策学会 , 日本EU学会, 西洋史学会 , 経済社会学会, 国際政治学会 |
受賞歴 | |
研究紹介 | 本学着任後にイギリス研究からEU(欧州連合)研究に変更し、それ以来、EUと加盟諸国の社会経済システムの検討と評価に取り組んできました。EUは、少なくとも1980年代から欧州社会モデル(European social model)と呼ばれる、社会的市場経済の実現を標榜しています。英米ネオリベラリズム(新自由主義)が世界を席巻した頃から、その原理とは一線を画する社会が模索されてきたとも言えます。 一連の研究では、主に3つのアプローチから、このモデルを支える制度と政策を考察してきました:①西欧諸国の多様な社会制度の差異、特に労使の社会的パートナーシップ(政治学におけるネオコーポラティズム)が労働市場と福祉国家に与える影響の考察、②EUレベルの類似制度の考察と機能評価、③EUの「社会的」成長戦略の考察と機能評価。成果は、拙著『社会的パートナーシップ―EU資本主義モデルの挑戦と課題』(日本評論社 2018年)などにまとめられています。また、現在は、労働市場分断の緩和に関する論文と現代ヨーロッパ社会経済史のテキストに取組んでいます。 |