第29回地域関連研究発表会で経営学部の学生が研究発表を行いました

 3月9日(木)に開催された「第29回地域関連研究発表会」(主催:公益社団法人東三河地域研究センター)にて、経営学部4年の白井大晴さん、ならびに中川駿さんが研究発表を行いました。

 この研究発表会は、東三河地域の4大学(豊橋創造大学、愛知大学、豊橋技術科学大学、愛知工科大学)が各大学の特色を生かして行っている地域関連研究の成果を広く紹介することを目的として行われています。本大学からは、それぞれ以下のテーマで発表しました。

  • 白井大晴:
     小中学校における太陽光発電・蓄電池システムの経済的な運用方法の検討
     ~豊橋市内小中学校を対象にした検討~
  • 中川駿:
     東三河におけるソーラーシェアリング導入のフィージビリティー調査
     ~導入効果と普及に向けた課題の検討~

 白井さんは、災害時に避難所の電力供給源として期待されている太陽光発電・蓄電池システムにおいて、蓄電池を平時から運用してシステムの経済性を向上させるための運用法を検討。豊橋市の小中学校を対象とした年間シミュレーションの結果から、システム規模が大きければ自家消費を促進させる運用法、小さければ自家消費を促進させる運用とピークカット運用を組み合わせた運用が有用であることなどを発表しました。

 中川さんは、東三河におけるソーラーシェアリングの導入の可能性とその効果について検討し、豊橋市のRE100の達成にはソーラーシェアリングの導入が有効であること、その一方で普及促進には電力買取モデルの選択や太陽光パネルの下で栽培する作物の選定などの課題があることなどを発表しました。

 白井さんや中川さんの発表に対して、企業・行政機関の方々から「エネルギー価格が高騰する中でタイムリーな話題であり、興味を持って聞かせてもらった」、「太陽光発電の性能劣化や蓄電池の性能はどのように考えているのか(折り込んでいるのか)」、「太陽光発電のイニシャルコストはどう判断するのか」、「ソーラーシェアリングが新たに農業を始めたい人のインセンティブとなるのか(なるといいと思う)」などのコメント・質問を頂きました。


第29回地域関連研究発表会

日 時: 2023年3月9日(木)13:00~16:05
場 所: emCAMPUS STUDIO(エムキャンパス・スタジオ)5F
主 催: 公益社団法人東三河地域研究センター
関連ページ: 公益社団法人東三河地域研究センター第29回地域関連研究発表会

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