研究要旨

小竹伴照 教授

リハビリテーション医療における地域連携 リハビリテーション医療の効果性・効率性

主な研究と特徴

医療制度改革が進行する中、発病後時間経過の中で、1)急性期リハビリテーション、2)回復期リハビリテーション、3)維持期リハビリテーション、の3つの段階に分けて、各時期のリハビリテーションに適した体制の病院で、より専門的なリハビリテーションをことが定着して来ている。

  1. 発病後、安静臥床を必要以上に過大重視した時代が過去にはあったが、発病早期からのリハビリテーション(急性期リハビリテーション)の有効性は、科学的根拠を持って現在広く一般に認められている。
  2. 急性期の状態を脱した状態の患者に、専門的な回復期のリハビリテーションを提供する病棟が回復期リハビリテーション病棟で、平成12年4月の診療報酬改定で初めてこの病棟が制度化され、現在まで全国的に普及している。専門的なリハビリテーションを十分に行い、日常生活活動の向上や社会復帰・家庭復帰を目指すリハビリテーション専門病棟が回復期リハビリテーション病棟で、多職種によりチームアプローチが重要視されている。
  3. また、回復期リハビリテーション終了後は獲得した機能を維持できるように、維持期リハビリテーションを継続することも重要である。

これら各時期のリハビリテーションの効果性・効率性を高めるような研究・実践が、多くの研究者間で広く行われてきている。また、急性期・回復期・維持期、各段階のリハビリテーションが切れ目なく連携することも重要で、「リハビリテーション医療における地域連携」を円滑に進めるため、様々な研究や実践が各分野で行われてきている。

今後の展望

より効率的な「リハビリテーション医療における地域連携」には、各医療機関間の詳細かつ正確な患者診療情報伝達が必須である。急性期から維持期にかけて、患者診療情報伝達を一層効率的に進めて行く必要がある。
また、急性期から維持期間で機能評価法を統一して多数例の機能回復経過を長期間観察し、一層効果的なリハビリテーション医療など研究開発することも重要である。

所属学会

日本リハビリテーション医学会 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 日本整形外科学会

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